管理業務主任者の仕事

管理業務主任者の主な職務

(1)トラブル対応

マンションが初めて建設された昭和31年以来、急激に増加してきましたが、同時に様々なトラブルも発生しています。
ペットの飼育や騒音などに対する管理意識や生活意識に起因するトラブルを筆頭に、管理組合の運営方法に起因するもの、管理委託契約に起因するもの、売買契約に起因するものと、様々なトラブルが発生しているのが現状です。

「管理業務主任者」はこうしたトラブル等に対処、あるいは未然に防止し、マンションの良好な居住環境の確保を図ることを求められています。

(2)資産価値の維持

マンションの登場から、40年以上が経過し、築年数が10年を超えるものが全建築数の半分を超え、また、20年を超えて老朽化しつつあるものは、全建築数の約25%に達しています。

マンション管理が不十分な場合は、資産価値が下落します。そのため、長期の修繕計画が必要になるのですが、マンション入居者には専門的知識がないため、その管理が適切に行われているかチェックが届いていないのが現状です。
そこで、マンション管理に関して管理組合や入居者に、適切なアドバイスができる専門職が管理業務主任者です。マンション管理を担当している会社では、担当者全員が取得をしておくべき資格と言えます。